転売益を得ようと東京都渋谷区のビル所有権を不正登記したとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪に問われた指定暴力団山口組系後藤組組長後藤忠正(65)、会社役員坂上雅夫(50)の両被告の判決公判で、東京地裁(福崎伸一郎裁判長)は7日、後藤被告に無罪を言い渡した。
坂上被告もビル不正登記事件では無罪とし、電磁的公正証書原本不実記録ほう助などの罪に問われた別の事件で、懲役1年6月、執行猶予3年の判決。求刑はいずれも懲役4年だった。
不正登記事件では計5人が起訴され、うち元マンション販売会社社長ら2人の無罪が既に確定。一つの事件で4人も無罪判決が出る異常な事態となった。残り1人は後藤被告主導の下で犯行に関与したとして有罪が確定している。